トップページ » ☆愛情☆

«☆たまにはランチへ①☆   ☆中途半端はだめだ☆»

☆愛情☆

「おかあさん、今から出て行くから、
今日はお昼用意できへんでごめんやで~。
行ってくるわー」
「適当に自分で食うからええで~。いってらっしゃい!!」

先週の我が母との会話だ。

しばらくして、昼ご飯を食べようとリビングに下りていくと
キッチンにはお盆に並んだ僕の食器が。

20100815-2-1.jpg



お椀を見ると、インスタントの味噌汁。
全部ちゃんと用意されていて、お湯を注げばいいだけの状態。
保冷剤を下にひいて置かれたたまごやき。

「冷蔵庫におかず入ってるから、どれでもいるもの出して食べて」
とのメモ通りに冷蔵庫を開けると、
明太子、山芋のとろろおくら、サラダ、タコの煮物...。
全部一人分ずつきちんと用意されている。

それを見てしみじみと思った。
あー、僕は、
幼いときからこうやって育ててきてもらったんだなぁ、と。

いくつになっても、
「いってきます」と言うと
「気ぃつけやー」と大きな声で送り出してくれる。
もう、逆に僕が心配するような年齢だというのに。

小さな愛情をたくさんたくさん積み重ねてもらいながら、
計り知れないような愛情を、優しさを注いでもらってきたんだ。
もっともっと親孝行しないとな、そうしみじみとかみしめたの午後でした。